2022年4月8日金曜日

4月7日入学式を挙行いたしました

 4月7日 入学式を挙行いたしました。新入生の呼名の返事が素晴らしく、中学校生活への意欲が伝わってきました。

 午前中から在校生(先輩)の準備が素晴らしく、迎える心、先輩として張り切っている気持ちが感じられました。新年度素晴らしいスタートができたことに喜んでおります。

 申し遅れましたが、このブログは前任の木ノ瀬校長から、私、近貴志が引き継ぎました。よろしくお願いいたします。

 学校だよりには、式辞と別の内容を書こうと思いますので、ここに式辞を上げさせていただきます。

  

式辞

 今年も大雪に見舞われましたが、桜の木にも蕾がつき、ようやく春の到来となりました。     本日、この佳き日に、村上市教育委員会教育委員板垣英樹様、そして大勢の保護者様のご臨席を賜り、第33回入学式を盛大に挙行できますことを心から感謝し、厚く御礼申し上げます。ただいま呼名に堂々と答え、晴れて朝日中学校の生徒となった新入生の皆さん、入学おめでとうございます。素晴らしい返事でした。皆さんを迎えられて、心からうれしく思い、職員一同、歓迎します。

今日この日を迎えることができたのは、これまで慈しみ育てていただいたおうちの方、幼少から教え導いてくださった保育園・小学校の先生方、そして地域の皆様のおかげです。どうか、お世話になった方々への感謝の気持ちを常に忘れないでください。

 さて、皆さんが生きるこれからの社会は、ウエルビーイングを最優先する時代になると言われます。「その人にとって究極的に価値のある状態で生きることを追求する」と言う意味です。幸せの形は、人によって違うのです。ですが、誰にとっても共通することは、

「学び、資質能力を高める」

「その能力を発揮できる場をもつ」

「他者との関係を良好に保つ」

ということです。

 ある生徒が「学校は、友達がいて、先生を信頼・尊敬できて、授業がわかれば、最高の場所だ」と言ったそうです。この言葉が、中学校生活がうまくいくすべてです。

  ぜひそうなるように、自分自身で工夫や仕掛けをしてほしいのです。友達の幸せのために、自分ができることはなんでしょう。元気がないときには、声をかけたり、相談にのったりして勇気づけてあげてください。

 先生・友達に、自分の伝えるべきことは、しっかりと伝えてください。きっと信頼関係が築けるようになります。社会においてコミュニケーション力は非常に重要です。

 授業がわかるようになるために、前の晩に予習や復習ををしてみましょう。自分で計画を立てることが、将来のウエルビーイング実現につながります。

 睡眠時間をしっかりとり、朝食を必ず食べて学校へ来ましょう。睡眠時間と朝食が、中学校生活をこなしていく活力源になります。

 皆さんが朝日中学校で学び、資質能力を高め、社会でよりよく生きる基礎を築くために、職員一同全力で取り組みます。将来の村上市朝日地区が、ウエルビーイングを実現できる社会となっていることが私の夢です。皆さんには、社会をよりよく変える力があります。その力を中学時代から発揮していってください。

 絶対にしてはならないことをお話します。それは、自分の命や他者の命を大切にしない行為です。いじめや差別をしてはいけません。体と同様に、心も傷つけてはならないのです。心の傷のほうが重大な場合もあります。

もし、いじめが起きたら、自分ごととしてとらえ、必ず身近な先生、大人に相談してください。学校は全力で解決にあたります。

 在校生の皆さん、入学式に向けた丁寧な準備をありがとう。頼られる憧れの先輩として、学習や部活動、生徒会活動において、自律した姿を示す良きモデルになりましょう。

 最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学大変おめでとうございます。公立中学校の使命は、変化の激しい社会にしなやかに対応できる力を生徒に育むことにあります。そのために、当校は単元テストの実施や、学年担任制を始めとした、新しい取組を行ってまいりました。今後は家庭と学校が手を取り合い、大切な子どもたちが自分で考え主体的に行動できるように、教職員一同、生徒の豊かな学びと成長を支援すべく、生徒に寄り添い、誠心誠意努力してまいります。なにとぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

 令和4年4月7日         村上市立朝日中学校長 近 貴志