2022年12月26日月曜日

2学期の終業式を行いました。

 12月23日(金)、第2学期の終業式を行いました。

  おかげさまをもちまして、予定していた授業や体育祭、合唱発表会などの学校行事を無事に行うことができました。皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。

 終業式では、サッカーのワールドカップで活躍した日本代表選手が次回の大会までにいっそう優れた選手になろうとしていることを例え話に、「目標とモチベーション、日々の努力を大切にして自分を高めてほしい」と話しました。

 以下は学校だよりの巻頭言です。

 8月の豪雨、主に11月のコロナ第8波、直近の豪雪と、災害が続きましたが、第2学期の教育活動を無事に完了することができました。これも保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご協力によるもの、そして生徒の皆さんの努力の賜と、心から感謝を申し上げます。 最近は豪雨・豪雪の災害規模が大きくなってきています。今後いっそう、中学生が地域の防災に参加し、「自分自身の避難と、地域の避難活動での他者への貢献を両立させる」ことが求められます。そのために、朝日中学校は地域・行政機関と連携して防災教育をより具体的に活動化して、地域の安全を高めることに貢献していきたいと考えています。

 さて、第2学期は体育祭、合唱発表会などの学校行事で、生徒が主体的に活動し、心身ともに大きく成長した姿を見せてくれました。また、地域の商工会様、事業所様から、2学年の職場体験活動や3学年の面接練習で多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございました。地域の皆様からお世話になることをとおして、将来の朝日地区を担う大人に育ってほしいと願っております。

 終業式では、「冬休みに2023年からの自分の夢を考えてほしい」と全校生徒に伝えます。

 サッカーのワールドカップ2022では、日本代表は目標のベスト8にはあと一歩のところでしたが、達成されたに等しい感動をもたらしてくれたと感じる人が多いと思います。

 今回の代表選手の中には、「次のワールドカップでベスト8以上に勝ち進むゴールを絶対に自分が決める」と公言している選手もいるようです。私は、(期待も込めて)その選手の目標は達成されると思っています。なぜなら、

○ 目標 日本をベスト8以上に自分が活躍して導く。誰よりも上手くなる。

○ モチベーション 絶対にそうしたいと思う。

○ 日課(ルーティン)その日までプロリーグで活躍して、日々鍛錬する。

という条件がそろっているからです。

 ですが、次の4年間はこの選手に限らず、誰にでも平等に訪れます。「新しい自分を創造する」「自分の新しい歴史を作る」ということは、すべての人の目の前にあり、実行するかどうかはその人にかかっています。

 全校生徒に、「新年の訪れにあたり、このサッカー選手のように、皆さんも『自分はこうなりたい』と決めて、努力を始めてほしい」と話します。「実行した努力が必ず結果となって実現するとは限らないが、本気で準備した人にしか結果は得られない」といじめ防止の講演で来校された歌手のTSUNEIさんも語っておられました。

 この冬休みは、健康、家族との団らん(や家庭での役割)、新年の目標(決意)決めなどを大切にして過ごしてください。

2022年12月17日土曜日

薬物乱用防止教室を行いました。

 12月15日(木)6限に、薬物乱用防止教室を行いました。

例年は3学年対象ですが、今年度は全校生徒を対象に実施しました。

講師は新潟薬科大学の城田起郎先生です。

はじめに、講師から、「なぜ薬は正しい処方で飲まなければならないのか?」と問題が出され、周囲の生徒と話し合いました。



話し合った内容は、城田先生(サンタクロース)が生徒を指名して、共有しました。


城田先生から、

○薬は処方された量を正しい方法で飲まないと、体に害を及ぼす場合があること

○大麻や、覚醒剤など、違法な薬物に限らず、市販の薬でも、服用方法を間違えると、依存症や副作用をもたらす危険性があること

○一度(麻薬などで)依存症に陥ると、一生「止めている状態」を維持するために苦しむことになること(最初からしないのが一番)

○薬物のオーバードーズ(過剰摂取)は危険なので絶対にしないこと

など、たくさんのことを教えていただきました。

その一方で、薬剤師という職業が、社会に貢献する役割や、どのようにしたらなれるのかについても教えていただきました。希望すればパンフレットをいただけたり、メールで相談に答えていただくこともできます(薬物に関すること)。

城田先生、本当にありがとうございました。


2022年12月1日木曜日

小中連携授業参観「人権教育・同和教育授業公開」を実施しました。

 本日6限は、小学校の先生方をお招きして、人権教育・同和教育の授業公開を行いました。
1年生は
「江口いとさんの半生 人の値うち」が教材でした。
「人は、肩書きや着ている物によって人を判断する・・・いつ人はこのあやまちに気づくのであろうか。」江口さんのこの言葉を、全員で考えました。
教師が、「偏見」の愚かさや怖さを生徒に問いかけ、皆で意見を出し合いました。

 2年生は、全国水平社の設立について学びました。
「山田考野次郎さんの演説から、水平社に込められた願いとは何かを考える」ということが課題でした。水平=平等な社会とは何か、部落解放に立ち上がった水平社の願いや経緯について学びました。

 3年生は、結婚差別について学びました。
「同和教育とは・・・人々に対する【差別】と【偏見】をなくしていくための学習」ということを前提に、部落差別による結婚差別を受けた人の話を教材として、不当な差別をなくしていこうということを学習課題として、意見を述べ合いました。

 どの学年も、あらためて「差別は決して許してはいけない」「身近に差別案件が起こったら、見逃さずに皆で解消させよう」ということを学びました。