2024年2月13日火曜日

給食放送での保健指導の取組

 本日の給食時の放送で、養護教諭が保健指導を行いました。その内容です。

2月13日(火) 

・全校の皆さん、こんにちは。養護教諭の佐藤茉莉です。皆さんがより健康に、より元気になるように、日々努めていますが、この給食放送の時間を使って健康に関するお話をしたいと思います。

・今日は、私が健康上一番大切だと思っている「睡眠」についての話をします。

みなさん、昨日は何時に寝ましたか?毎日何時間くらい寝ていますか?中学生が1日のうちに必要な睡眠時間は8~10時間と言われています。

・なぜこんなに寝る必要があるのでしょうか。寝ている間に体の中で何が起こっているのでしょうか。

・まずは脳についてお話します。私たちの脳は、起きている間にフル稼働して働いています。寝ている間にそのメンテナンスを行います。学習した記憶を整理し定着させたり、必要なものは残し不要なものは捨てたりする処理をしています。なので、例えば徹夜をして夜通し勉強したとしても、なかなか定着しません。しっかり睡眠時間を確保している方が効率よく学習できると考えられています。テスト前に睡眠時間を削って一夜漬けをしている人はいませんか?3年生も受験前ですが、計画的に学習をすすめて、ぜひ睡眠時間を確保してくださいね。

・また、成長期のみなさんにとって無視できないのが「成長ホルモン」です。成長ホルモンは寝ている間に分泌され、骨や筋肉を発達させます。「寝る子は育つ」というのは本当なのです。

・次に、おなか・腸です。食べたものを消化するまで1~3日かかるといわれていますが、活発に消化活動が行われるのが寝ている間です。十分に睡眠がとれていると、朝起きたときに「胃の中がからっぽ」「便を出す準備ができている」という状態になります。現代人は便秘がちと言われていますが、慢性的な睡眠不足も原因の1つなのです。

・つまり睡眠不足がいろいろな体の不調につながってしまうのです。だから私は健康的な生活で一番大切なのは睡眠だと思っています。そして、睡眠不足は体だけでなく、心にも影響します。この内容については、また次回お話ししたいと思います。今日はこれで以上です。ありがとうございました。